The Japanese Academy of Sensory Integration


    日本感覚統合学会(旧称 日本感覚統合障害研究会)
               
公式ホームページ

 感覚統合療法は、発達障害児のリハビリテーション、療育実践として、主に医療現場(作業療法)で発展してきました。この療法では、子どもの学習、行動、情緒あるいは社会的発達を脳における感覚間の統合という視点で分析し、治療的介入を行います。対象となる障害は、LD(学習障害)や自閉症などの発達障害が中心ですが、その理論と実践法の原理は、精神障害や高齢者のケア実践にも応用されてきています。
 日本感覚統合学会は学際的(医療・福祉・教育)な学術団体です。

 2004年11月、日本感覚統合障害研究会は、日本感覚統合学会
 (The Japanese Academy of Sensory Integration)へ名称を変更しました。
  
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日本感覚統合学会 事務局

〒950-3198 新潟市島見町1398
 新潟医療福祉大学医療技術学部
永井研究室内
  FAX 025-257-4512

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日本版感覚統合検査開発委員会からのお願い(NEW)

日本感覚統合学会は、平成22年秋の完成を目指し、日本版感覚統合検査の開発を行っています。現在,完成品に近い改訂予備版を用いたデータ収集を全国で行っています。現在約450名のデータを収集しましたが,目標到達まで、もう少しのところに来ております。データ収集はデータの偏りをなくすため、人口統計にもとづき、収集しなければなりません。そのため、人口の多い関東地方は多くのお子さんのデータが必要となります。また、45・8歳のデータも他年齢に比べ不足しています。

検査開発委員会では、関東地区のお子さんのデータを収集するために、平成21827日(木),28()2日間、首都大学で日本版感覚統合検査開発のためのデータ収集者 講習会を開催いたします。講習会参加者の条件を満たす方であれば、関東地区に限らず、参加可能です。多くの方のご協力をお願いいたします。

         詳細は、こちら


日本版感覚統合検査開発委員会からのお願い

 日本版感覚統合検査は4歳~10歳までの発達障害児の感覚統合機能を評価する検査として2001年より開発に取り組んできました。
 これまでに、定型発達児のデータ収集が、目標の80%ほど終了し、現在、発達障害児データの収集、信頼性・妥当性を検討するためのデータ収集を開始し始めました。
 完成に向けてあと少し会員の皆さんのご協力が必要です。具体的には以下の2点です。
 ①4歳児、5歳児のデータ
 ②同一の検査を同一の対象者(定型発達児)に対し、一定期間(2  ~3週間以内)をおいて2回実施するtest-retest 法でのデータ  収集の協力

         詳細は、こちら



感覚統合療法リフレッシュ ミニ実践コース
                受講者募集

 SI認定講習会Bコースの課程を修了された方を対象に、下記の通りミニ実践コースを開催いたします。講師の先生からアドバイスをうけながら、受講者の方がお子さんとSIセッションを行います。きっと、自己のセラピーを振り返るよい機会になり、Cコースやアドバンスコースへの準備にもなると思います。

    日時:2009年6月27日(土)28日(日)
    会場:芦北学園発達医療センター(熊本県)
    講師:姫路獨協大学 小西紀一
    
        ミニ実践コース 募集要項へ



JMAP講習会 東京会場 受講生募集

東京会場で開催されます、JMAP講習会の受講生を募集いたします。
開催日は以下の通りです。

    平成21年9月12日(土)13日(日)
    場所:首都大学東京荒川キャンパス


     
JMAP講習会 東京会場 募集要項へ


ご挨拶  感覚統合を通して伝えたいこと
                            学会会長 土田玲子

30年程前の話です。A君は両足を揃えて立つと体がふらつくので、朝会では足を開いて立っていました。また椅子に座るとずるずると体が前に落ちてしまうので、椅子に正座をして授業を受けていました。このように彼は当時の医師が小脳障害と診断したほどバランスが悪く、手先の動作や眼球運動もとても不器用でした。そんな彼が黒板の字をノートに写すのが難しいにもかかわらず、配布したプリントには正解することができるため、当時の先生にとってA君は「不思議で理解できない子」でした。
 今、ようやく発達障害の啓発期を越える時代を迎え、これからの日本で私達ができること、しなければならないことを考えてみたいと思います。
 感覚統合は、子どもの発達や支援の考え方を裏づける「理論」と、具体的支援の「方法」を提示するという2つの面を持っています。
 理論の側面では、感覚の過敏さや不器用さの理解など、子どもが抱える「見えにくい」ゆえに「理解されにくい」困難に1つの理解の方策を提示することで、子どもの世界を内側から共感的に、且つ理論的な見通しを持って寄り添う道を開こうとしています。大人はどうしても自己の価値観を持って子育てをしがちです。しかもそれが、「正常」「人並み」「普通」などの価値を伴う事でさらに強力な確信となり、子どもはそれに抗う事ができません。
 感覚統合理論は、そのようなこちら側の視点の相対性を意識させる手段になります。また、援助者として「こちら側」にいるつもりの私達の世界の多様性に関する内省を促し、子どもの世界と私達の世界が実は多様性の連続体として繋がっていることにも気づかされてくれます。ゆえに私達はこの理論を通して、ひとの多様性と繋がりあいの価値観を発信しなければならないと考えます。
 またこの理論は、「からだの育ち」の重要性についても説明を試みます。現代文明は、子どもの読み、書き、計算、ことばなどの力に価値を置きすぎる傾向を産み、さらに便利さ、快適さの追求によってひとの体を「退化」させる方向に進んでいます。そして子ども達は体をしっかり使って遊びこむ経験を奪われつつあります。そこで私達は、「からだの育ち」が子どもの全人間的発達の大きな基盤になることを発信することで、現代の子育て感や社会環境の変革に貢献しなければならないと考えます。
 さらに発達支援の実践法としての感覚統合は、個々の子どもにあった多様な感覚体験や、意欲や興味を育て生かすこと、成就感や達成感、成功体験に価値を置きます。子ども達と私達が互いに関わり合い、触れあうことで、人に対する信頼感や有能感、コミュニケーション技能や社会的な力の発達を育むことができます。また私達は、子どもを単に物理的危険から遠ざけるのではなく、その危険にうまく対応できる力や、環境に挑む力を育てたいと思います。そして大人の一方的な押し付けではなく、子どもの味方になれる素敵な発達応援団をたくさん増やしていかなければなりません。
 これから30年後、新たなA君の話が生まれるよう、今年も会員の皆様のご協力をよろしくお願いいたします。
                         2009年1月



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